COMPANY
はじめに
当社は欧州発祥とされ、登山靴に代表される製靴法ノルウェージャン製法(NORWEGIAN PROCESS)で全ての製品を製造しています。モトクロスブーツ・ワークブーツ・アウトドアシューズ等の製造にも適用され所謂堅牢な靴造りには欠かせない製法と云えます。
通常の靴と比べると底は厚くて硬く、使われる皮革は最低でも2mm以上とされ通常の紳士靴等に使用される皮革の約2~3倍になります。その為靴自体の重量も重くなりますが、私共が求める本来の機能はいかに足元の不安を軽減し安定した歩行を得られるかと云う点です。
足が直接のる革中底は3mm以上の厚さがありその下にはミッドソール・アウトソールがある事で例えば下図のような場合などの足裏に突起物など突き上げが軽減され左右に振れず踏み出しが安定して行えます。
逆に底材が薄くて柔らかい靴ですと突き上げの感覚が常時続いた場合足が左右にブレて不安定で疲れますし痛くもなります。
この様なハードな靴造りでありますが履いた時の安定感は非常に良く大地をしっかり踏みしめる感覚を楽しんで頂きたいと思います。又、使用頻度或いは使い方にもよりますが造りは堅牢なので長く使用して頂けると思います。
日本の職人が日本人の為に造った靴であります。是非一度お試し頂きたくお願い申し上げます。
ノルウェージャン製法
『底部を横と縦に縫い合せる』
甲素材(アッパー)と革中底を横にスクイ縫いを行い合亀材(ミッドソール)を縦にダシ縫いを行います。
スクイ縫いで中底の落ちや足の左右の振れを防ぎダシ縫いで合亀を縫い付けてあり靴全体の一体化を造り上げ、底の貼り替えが可能になります。
この様にノルウェージャン製法は甲革材・革中底・合亀等を直接縫い付けて行う製法の為とても堅牢な造りになっています。
会社概要
会社名 | 安藤製靴株式会社 |
本社所在地 | 東京都墨田区錦糸1-15-10-105 |
営業所/直営店 (ORIGIN) | 東京都墨田区錦糸1-15-10-105 TEL:03-3622-9211 FAX:03-3622-0849 |
創始者 | 安藤 俊雄 |
代表取締役 | 安藤 雄二 |
設立 | 1959年4月 |
業務内容 | 靴製造・卸・販売 |
商品内容 | 皮革製高山用重登山靴、軽登山靴、アウトドアシューズ、オン・オフロードシューズ、ワークブーツ、ウェディングシューズ等、用途別専用シューズ等。 |
HISTORY
昭和14年 / 1939年
先代安藤俊夫、
千代田機械製靴に入社し
靴機械技師として軍靴製造に携わる。
昭和20年 / 1945年
兵役、帰国。
東京工場が戦災で焼失、新潟工場転属。
靴機械技師として活躍し後に退社。
昭和28年 / 1953年
豊島区の製靴工場の工場長として招かれる。
昭和32年 / 1957年
台湾より製靴機械指導者として招聘される。
翌年帰国。
昭和34年 / 1959年
東京足立区に安藤機械製靴所を設立。
主に登山靴、スキー靴の製造。
昭和44年 / 1969年
安藤製靴株式会社になる。
国内、アメリカ向けにオフロード、
モトクロスブーツのOEM生産。
昭和50年 / 1975年
登山靴、オフロードブーツなど全国専門店に展開。
・富山県警山岳救助隊、登山靴採用。
・新潟県警白バイ隊訓練ブーツ製作。
・三進銃砲店ハンティングブーツ製作。
昭和55年 / 1980年
トレーディングポスト創設者長嶋正樹氏と
海外ブランド含む多数のOEMを手掛ける。
・スイスガルサー社、イタリアビブラム社歴訪。
昭和60年 / 1985年
三浦雄一郎氏、
世界七大陸最高峰登頂滑降記録。
七大陸最後の南米アコンカグア登頂時の
登山靴製作。
・先代社長、長嶋氏とアメリカサルツレザー社、
ホーウィン社歴訪。
平成10年 / 1998年
東京墨田区錦糸に直営店オリジン開設。
現在